ボトルエッチングは、ガラスでできた瓶の表面に、文字やデザインを施すことができます。中身は特に限定されておらず、お酒だけでなくジュースが入っている瓶であっても、ボトルエッチングは可能です。そして、お子さんが生まれた時に、将来親子で飲むつもりのお酒に特別なデザインを施したり、手元にあるボトルをよりおしゃれにしたりするなど、色々な利用目的があります。また、ボトルエッチングのサービスには、装飾を施すお酒やジュースを購入するものと、手元にある瓶を持ち込むものの2通りに分かれます。基本的にボトルエッチングは、瓶の表面に凹凸を設けることでデザインを施す形なので、上から傷が付けられない限り、デザインが損なわれてしまうことはありません。もちろん中身を出し切ってしまったとしても、デザインは残っているため、瓶そのものを記念で手元に残しておくことは可能です。デザインに使えるものは幅広く、文字やイラストだけでなく、写真を用いることも可能です。デザインの入稿はサービスによって様々で、パソコンやスマートフォンを使って送るパターンが多いです。その他にも、FAXや郵送によってデザインを送れるようになっているところもあります。
ボトルエッチングは全ての瓶に施せるわけではなく、滑らかな表面のものでなければなりません。そのため、持ち込みで依頼する際には、表面の凹凸がないものを選ぶようにしましょう。必要であればサービス側に写真を送って、問題ないかどうかを確認すると良いです。また、大抵の瓶には、パーティングラインという、製造工程で出る縦に伸びた線があります。ボトルエッチングは表にあるお酒の銘柄を残しながら、裏のラベルを剥がして、そこにデザインを施すパターンもあります。その際、裏のラベルのところにパーティングラインがある形になると、デザインがきれいに仕上がらない恐れがあります。したがって、表の銘柄を残すつもりであれば、パーティングラインが前後ではなく左右にある瓶を選びましょう。さらに、瓶そのものだけでなく、中身にも気を遣う必要があります。ボトルエッチングはレーザーや砂を吹き付けるサンドブラストなど、色々な方法によってデザインを施します。その際に、瓶が振動したり、回転させたりすることは珍しくありません。そのため、中身が振動に弱いお酒だった場合、変質してしまいかねません。したがって、ボトルエッチングを施すのであれば、振動の影響を受けにくい中身が入っているものを選ぶことも大切です。